皮膚科診療は、アトピー性皮膚炎や乾癬などの炎症性疾患から、悪性腫瘍や希少疾患に至るまで幅広く、患者さんの生活の質を守るために果たす役割は大きく多様です。

私はもともと外科治療に携わりたいと考え、消化器外科の専攻医としてキャリアをスタートしました。手術に没頭する日々を過ごす中で、手袋アレルギーによる手荒れに悩まされ、自分の力だけではコントロールできない状況に直面しました。荒れた手で患者さんの治療に携わり続けることは業務上大きな支障であると判断し、転科を決意しました。その際、治療でお世話になったのが皮膚科であり、自らの患者としての体験が、皮膚科医として新たな道を歩む契機となりました。

皮膚科に身を置いて感じるのは、多様なバックグラウンドを持つ医師を受け入れ、その強みを活かす柔軟さです。外科で培った経験をもとに皮膚外科や腫瘍診療に携わることができ、同時に研究や教育にも挑戦できる環境があります。熱心に指導してくださる上級医や、切磋琢磨し合える仲間の存在が、私の成長を支えてくれています。

京都府立医科大学皮膚科は、自らの道を探し、成長していける場です。皮膚科に興味を持たれる方には、ぜひその一歩を踏み出していただきたいと思います。