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研究の概要

アトピー性皮膚炎の病態に関する研究

疾患の臨床研究による病態解明や新たな治療法の模索だけでなく、基礎的な研究であっても最終的には疾患の治療に貢献できることが、疾患に悩む患者さんと毎日対峙する臨床医が研究を行う際の大前提であると考え、以下のような研究を行っています。

プロジェクトリーダー/加藤則人

アトピー性皮膚炎の疫学、アトピー性皮膚炎の病態、炎症の寛解のメカニズム、乾癬の病態と治療

アトピー性皮膚炎の病態に関する研究

アトピー性皮膚炎の病態を解明して新たな治療法の開発に貢献することを目標に、これまでまったく注目されていなかった血小板の役割に関する研究、炎症メディエータによる単球の活性化と慢性炎症の機序に関する研究、樹状細胞の役割に関する研究、表皮バリア機能に関する研究など、幅広いテーマで研究を行っています。

皮膚炎症反応の収束のメカニズムに関する研究

炎症反応には、活性化する反応と並行してそれを調節する反応が起こっていることが明らかになってきました。
悪化を続けていたアトピー性皮膚炎の皮疹が,ある時を境に急によくなる現象は、まさにこの炎症を調節する反応が活性化する反応を上回った結果だと考えられます。炎症を調節する反応(生体が持つ自然治癒力)を何らかの方法で誘導することができればアトピー性皮膚炎を治癒に導けると考え、精力的に研究を行っています。
また、アレルゲンに対する減感作療法 (Specific Immunotherapy)によるアトピー性皮膚炎の治療に関する臨床研究を計画しています。

アトピー性皮膚炎の疫学調査

10年以上にわたって京都府のある自治体の住民を対象にアトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー疾患の疫学調査とアトピー疾患の予防に関する介入研究、小児期・成人期アトピー性皮膚炎の予後に関与する因子の解析など、フィールドワークから研究室での実験では得られない重要な事実を明らかにしようとしています。

腫瘍免疫に関する研究

免疫反応を応用したメラノーマの治療法の開発を目的として、これまで樹状細胞を用いたワクチン療法に関する臨床研究を精力的に行ってきました。現在は、ドイツ・ボン大学臨床薬理学教室と共同で、遺伝子治療と免疫療法を融合させた新たな治療法の開発に関する基礎研究を行っています。

プロジェクトリーダー/竹中秀也

皮膚創傷治癒機構の解析、難治性皮膚潰瘍の新規治療法の開発

現在の主要な研究テーマは、糖尿病性潰瘍などの難治性皮膚潰瘍に対する治療法の開発で、糖尿病マウスを用いた基礎実験および臨床研究を行っています。特に、皮膚創傷治癒において最も重要な因子の一つである血管新生に焦点を当て、薬剤の投与、細胞移植やヘッジホッグの遺伝子導入などの治療による骨髄由来血管内皮前駆細胞(endothelial progenitor cell, EPC)を介した血管新生への影響を、その治療効果とともに検討してきました。骨髄からは、この他にマクロファージなどのいわゆる炎症細胞以外に、線維芽細胞、筋線維芽細胞、平滑筋細胞や表皮細胞などの前駆細胞が動員されることが知られるようになっており、これらの細胞の動態に着目し、研究を発展させています。また、臨床研究では、自己末梢血単核球や脂肪組織由来間質細胞を用いた難治性皮膚潰瘍に対する新しい細胞治療を開発し、その有用性を検討しています。

プロジェクトリーダー/益田浩司

接触皮膚炎の病態に関する研究 蕁麻疹の病態に関する研究

皮膚接触過敏反応(CHS) は、経表皮的にハプテンが取り込まれることによって感作および惹起される、おもにT細胞により引き起こされる皮膚の炎症反応で、接触皮膚炎やアトピー性皮膚炎など、皮膚科外来患者の7割を占める湿疹・皮膚炎群の病態のプロトタイプである。感作相では表皮内に侵入したハプテンをランゲルハンス細胞が取り込み、所属リンパ節へと遊走してナイーブT細胞への抗原提示が行われる。感作成立後にハプテンを再投与した際に炎症反応が皮疹として認められる。特にこの炎症反応がどのように終息していくかという点に着目して研究しています。

プロジェクトリーダー/北川朋子

男性型脱毛症の病態解明に関する研究

これまでに我々は、男性の男性型脱毛症(以下AGA)の病態解明のため、「毛乳頭細胞におけるWntとアンドロゲンの作用機構」について研究してきました。Wntは、形態形成や細胞分化に関与する細胞間シグナル伝達因子の1つであり、毛包形成を促進します。反対に、アンドロゲンは部位特異的に毛の成長を退行させることが知られています。アンドロゲンの男性型AGAの病態への関与を解明するために、男性のAGA患者と健常者より採取した毛乳頭細胞を角化細胞と共培養して、毛乳頭依存的な角化細胞の増殖に対するアンドロゲンの作用を検討したところ、AGA由来毛乳頭培養系においてのみ、Wnt3aによる角化細胞の増殖促進効果がアンドロゲンによって有意に抑制されました。そこで、毛乳頭細胞に存在しているアンドロゲンレセプターを介したシグナル伝達が角化細胞の増殖に関わっていると考え、この増殖抑制効果がアンドロゲンレセプターの発現の有無に起因しているかを検討したところ、その発現量はAGA由来の毛乳頭細胞の方がAGAでない健常者の毛乳頭細胞と比べて有意に高いことがわかりました。また、毛乳頭細胞内でのアンドロゲン受容体とWntの下流因子の共核移行はAGAにおいて有意に亢進し、AGAと健常者ではアンドロゲンレセプターの性質が異なることを明らかにしてきました(Kitagawa T et al. J Clin Endocrinol Metab 2009)。
そこで我々はアンドロゲンレセプターの発現量の調節機構が、AGAの発症、さらには発症後の進行速度の重大な決定要素ではないかと考えました。また、AGAは遺伝する傾向があることはよく知られています。この事を考え合わせると、アンドロゲンレセプター遺伝子の発現調節が遺伝的素因で決定されており、これがAGAの罹患性に関わっているのではないかと考えられます。遺伝的素因を含んだ発現調節メカニズムとしては、まず、プロモーター領域の遺伝子多型が考えられます。そこで我々は、アンドロゲンレセプターの発現制御が男性型脱毛発症の原因の一つであると仮説を立て、男性型脱毛患者および健常者由来の頭部毛乳頭細胞におけるアンドロゲンレセプター遺伝子のプロモーターの遺伝子多型に関する研究を行っています。 AGAによる生活の質の低下は、AGA治療薬の高い需要が証明しています。また、男性型脱毛症は男性の疾患と思いがちですが、女性にも男性同様の頻度で発症する疾患です。我々は男性および女性のAGAの病態形成におけるアンドロゲンレセプターを介する作用について研究しています。

現在行っている臨床研究

皮膚悪性腫瘍患者における新規腫瘍特異的マーカー、予後相関因子等の検討

 京都府立医科大学皮膚科では、皮膚悪性腫瘍と診断された患者さんを対象に皮膚悪性腫瘍患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、予後に関する臨床研究を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。
研究の目的
 この研究の目的は、皮膚悪性腫瘍患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、予後等を検討し、腫瘍マーカー、予後相関因子を検索することです。これにより、それぞれの皮膚悪性腫瘍の性質や特徴、抗癌剤に対する反応などを解析できるようになり、今後のがん治療のさらなる発展に大いに貢献できる可能性を秘めています。
研究の方法
・対象となる方について 2000年1月1日より2020年3月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で皮膚悪性腫瘍と診断された患者様が対象となります ・研究期間:医学倫理審査委員会承認後から2022年3月31日 ・方法  カルテを用いて、患者様の年齢・検査結果・症状・治療法などの診療情報を調査いたします。この調査で取り扱う診療情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。この調査によって得られた情報は、本研究の目的以外には使用いたしません。 ・研究に用いる試料・情報について  情報:病歴、抗がん剤治療の治療歴、副作用等の発生状況、カルテ番号 等 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんのカルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究担当者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 浅井純)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 教授・加藤則人 ・研究担当者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 准教授・益田浩司 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 講師・浅井純 京都府立医科大学 / 人体病理学部門 / 病院教授・小西英一
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2022年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 京都府立医科大学皮膚科 職・氏名 講師・浅井 純     電話:075-251-5040 (皮膚科外来) 受付時間 午前9時から午後5時

皮膚悪性腫瘍患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、
予後についての臨床研究へのご協力のお願い

 今回、京都府立医科大学は、皮膚悪性腫瘍患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、予後等に関する臨床研究を実施いたします。
研究機関
京都府立医科大学皮膚科学教室
研究責任者
京都府立医科大学 皮膚科学教室  教授 加藤 則人
研究の目的
この研究の目的は、皮膚悪性腫瘍患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、予後等を検討することです。これにより、それぞれの皮膚悪性腫瘍の性質や特徴、抗癌剤に対する反応などを解析できるようになり、今後のがん治療のさらなる発展に大いに貢献できる可能性を秘めています。
研究の方法
・対象となる患者様について 平成12年1月1日より平成32年3月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で皮膚悪性腫瘍と診断された患者様が対象となります。研究期間は令和4年3月31日までとなります。 ・方法について  カルテを用いて、患者様の年齢・検査結果・症状・治療法などの診療情報を調査いたします。この調査で取り扱う診療情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。この調査によって得られた情報は、本研究の目的以外には使用いたしません。 ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、平成34年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  本研究に登録された方につきましては、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手、閲覧いただくことができます。(ただし、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限ります)ご希望の方は、資料を印刷し、お渡しいたしますので、下記までご連絡ください。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
連絡先
京都府立医科大学皮膚科学教室 学内講師・浅井 純 電話:075-251-5586

皮膚悪性腫瘍細胞株樹立についての臨床研究へのご協力のお願い

 今回、京都府立医科大学は、京都大学大学院医学研究科(クリニカルバイオリソース研究開発講座 特定教授 井上正宏)と共同で皮膚悪性腫瘍細胞株樹立に関する研究を実施いたします。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。
研究の目的
 この研究の目的は、皮膚悪性腫瘍の細胞株の樹立です。細胞株とは、生体から単離した細胞や、遺伝子などに何らかの手を加えた細胞が、一定の性質を保ったまま、長期間にわたって安定的に増殖・培養できる状態になったものです。がん細胞から細胞株が樹立できると、そのがんの性質や特徴、抗癌剤に対する反応などを試験管内で検討できるようになり、今後のがん治療のさらなる発展に大いに貢献できる可能性を秘めています。
研究の方法
・対象となる方について  医学倫理審査委員会承認日から2024年3月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で皮膚悪性腫瘍に対する手術を受けられた20歳以上の患者様が対象となります。性別は問いません。 ・研究期間:医学倫理審査委員会承認後から2024年3月31日 ・方法  外科的切除が予定されている直径2cm以上の皮膚悪性腫瘍病変を持つ20歳以上の患者を対象とします。性別は問いません。手術で病変を摘出後、腫瘍の一部を採取し、細胞株の樹立を試みます。腫瘍の採取時には、切除断端の病理学的評価に支障を来さないように配慮し、採取する大きさは1cm3以下にとどめます。採取した腫瘍組織は、京都府立医科大学皮膚科学教室研究室もしくは京都大学大学院医学研究科クリニカルバイオリソース研究開発講座にて腫瘍細胞を分離し、腫瘍組織から細胞‐細胞間接着を維持したまま癌細胞を高純度かつ高生存率で取り出し培養することができるCTOS法と呼ばれる新しい三次元癌初代培養法での培養を試みます。培養に成功した癌細胞については遺伝子解析(エキソーム、RNAシーケンス解析)を行います。 本研究により、手術の方法や切除範囲が変更となることはなく、通常の診療を超える医療行為は伴いません。 ・研究に用いる試料・情報について  試料:手術により摘出した検体のうち、腫瘍部分と切除断端部の健常組織を用います(大きさはそれぞれ1cm3以下)。 ・外部への試料・情報の提供  採取した試料の一部は、京都大学大学院医学研究科クリニカルバイオリソース研究開発講座と共同で更に詳しい解析(どのような抗癌剤が効きやすいか、どういった機序で増殖や転移をきたすか等の機能解析)を行う予定です。提供の際、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。  京都大学大学院医学研究科クリニカルバイオリソース研究開発講座   特定教授 井上正宏 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんの試料をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  研究実施者ですら、個人を特定する情報に接することなく研究が実施されます。 また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究代表者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 加藤則人)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・試料・情報の保存および二次利用について  患者さんの試料は原則としてこの研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学皮膚科学教室において教授・加藤則人の下、研究発表後5年間保存させていただいた後、樹立された細胞株以外の試料(健常部の皮膚や、組織から抽出したDNA、RNA等)については研究用の番号等を削除し、廃棄します。  樹立された細胞株は、将来新たな研究を行う際の貴重な試料や情報として、前述の保管期間を超えて保管し、新たな研究を行う際の貴重な試料・情報として利用させていただきたいと思います。また、研究発表後5年を超えて細胞株を保管する場合、細胞バンク等に保管を依頼する場合があります。得られた細胞株を細胞バンクや他の研究機関に提供する場合は、個人を特定できる情報が含まれないようにした上で提供させていただきます。細胞株を細胞バンクに預託する場合や新たな研究を行う際にはあらためてその研究計画を医学倫理審査委員会で審査し承認を得ます。 
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 皮膚科学教室 教授 加藤 則人 ・実施担当者 福井大学 / 皮膚科 / 長谷川稔 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 講師・浅井 純 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 学内講師・小森敏史 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 助教・丸山彩乃 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 助教・大下彰史 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 助教・荒川幸保 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 大学院生・日置麻里 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 大学院生・金子由佳 ・共同研究機関 京都大学大学院医学研究科クリニカルバイオリソース研究開発講座 特定教授 井上正宏 特定助教 近藤純平
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2024年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 ・連絡先 京都府立医科大学皮膚科学教室 職・氏名 講師・浅井 純 電話:075−251−5586

本邦におけるメルケル細胞癌の発症、病期、治療、予後に関する
疫学調査へのご協力のお願い

今回、京都府立医科大学は、共同研究施設とともにメルケル細胞癌の発症、病期、治療、予後に関する疫学調査を実施いたします。
研究機関
佐賀大学医学部内科学皮膚科、弘前大学大学院医学研究科皮膚科学講座、秋田大学大学院医学系研究科皮膚科学・形成外科学講座、岩手医科大学皮膚科学講座、東北大学大学院医学系研究科神経感覚器病態皮膚科学分野、群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学、埼玉医科大学皮膚科、信州大学医学部皮膚科、名古屋市立大学大学院医学研究科加齢・環境皮膚科学分野、三重大学医学部皮膚科、京都大学医学部附属病院皮膚科、京都府立医科大学皮膚科学教室、大阪市立大学大学院医学研究科皮膚病態学、国立病院機構大阪医療センター皮膚科、兵庫県立がんセンター皮膚科、鳥取大学医学部感覚運動医学講座皮膚病態学分野、久留米大学医学部皮膚科、熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野
研究責任者
佐賀大学医学部内科学皮膚科 / 教授・成澤 寛
研究の目的
 この研究の目的は、メルケル細胞癌の発症、病期、治療、予後に関する疫学調査を行うことです。これにより、メルケル細胞癌の性質や特徴、抗癌剤に対する反応などを解析できるようになり、今後のがん治療のさらなる発展に大いに貢献できる可能性を秘めています。
研究の方法
・対象となる患者様について  2005年1月1日より2014年12月31日までの間に、京都府立医科大学を含む共同研究施設においてメルケル細胞癌と診断された患者様が対象となります。研究期間は2020年3月31日までとなります。 ・方法について  カルテを用いて、患者様の年齢・検査結果・症状・治療法などの診療情報を調査いたします。この調査で取り扱う診療情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。この調査によって得られた情報は、本研究の目的以外には使用いたしません。     ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2022年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  本研究に登録された方につきましては、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手、閲覧いただくことができます。(ただし、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限ります)ご希望の方は、資料を印刷し、お渡しいたしますので、下記までご連絡ください。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。 
連絡先
京都府立医科大学皮膚科学教室 講師・浅井 純 電話:075-251-5586

慢性炎症性皮膚疾患患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、
予後等についての臨床研究へのご協力のお願い

 今回、京都府立医科大学は、慢性炎症性皮膚疾患患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、予後等に関する臨床研究を実施いたします。
研究機関
京都府立医科大学皮膚科学教室
研究責任者
京都府立医科大学 皮膚科学教室  教授 加藤 則人
研究の目的
 この研究の目的は、慢性炎症性皮膚疾患患者における患者背景、臨床検査所見、治療効果、予後等を検討することです。これにより、それぞれの慢性炎症性皮膚疾患の性質や特徴、治療薬に対する反応などを解析できるようになり、今後の治療のさらなる発展に大いに貢献できる可能性を秘めています。
研究の方法
・対象となる方について 西暦2000年1月1日より西暦2016年3月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で乾癬、肉芽腫、アトピー性皮膚炎、慢性じんま疹などの慢性炎症性皮膚疾患と診断された患者様が対象となります。研究期間は西暦2022年3月31日までとなります。 ・方法について  カルテを用いた患者様の年齢・症状・治療法などの診療情報、各種画像検査を調査いたします。また、過去に生検・手術等で採取された病理標本を用いた病理学的検討を追加で行います。この調査で取り扱う診療情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。この調査によって得られた情報は、本研究の目的以外には使用いたしません。  ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、西暦2022年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  本研究に登録された方につきましては、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手、閲覧いただくことができます。(ただし、他の研究対象者等の個人情報及び知的財産の保護等に支障がない範囲内に限ります)ご希望の方は、資料を印刷し、お渡しいたしますので、下記までご連絡ください。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
連絡先
京都府立医科大学皮膚科学教室 講師・浅井 純 電話:075-251-5586

皮膚悪性黒色腫の臨床統計調査 

 今回、京都府立医科大学は、皮膚悪性黒色腫に関する研究「皮膚悪性黒色腫の臨床統計調査」を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院で皮膚悪性黒色腫の治療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。
研究の目的
 皮膚悪性黒色腫は欧米に比べて本邦での発生数は少なく,単一施設での症例集積が困難な腫瘍の一つです。従って、多施設の症例を集積してその発生状況の傾向や、現在行われている検査や治療の妥当性について検討する必要があります。そこで、皮膚悪性黒色腫の症例数、新規発症数、発症年齢など基本的臨床統計の把握し、累積データから、病型の変動、検査法の使用頻度や精度の推定、治療成績の推移、生存率などの予後調査を行います。
研究の方法
・対象となる方について 2006年1月1日から2025年12月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で皮膚悪性黒色腫の治療を受けられた患者様が対象となります。 ・研究期間:医学倫理審査委員会承認後から2025年12月31日 ・方法 研究①全国定点調査では調査用紙を本研究の趣旨に賛同し、本研究計画に協力していただける全国の約100施設に送付します。各施設では調査項目を記入したうえで、事務局(筑波大学皮膚科)に送付します。事務局は各施設から送付された調査用紙を収集し、一括して登録します。 研究②全国追跡調査では、本研究の分担研究施設で倫理委員会等において本研究計画を承認していただける28施設の担当者が登録項目を列挙したWeb上の登録専用ホームページにアクセスし(大学病院医療情報ネットワーク研究センターのシステム)、調査項目を入力します。過去の登録症例は死亡まで追跡調査を行います。 ・研究に用いる試料・情報について  情報:病歴、抗がん剤治療の治療歴、副作用等の発生状況、カルテ番号 等 ・外部への試料・情報の提供  情報の提供は①全国定点調査では調査票に記入し、筑波大学に提供されます。②全国追跡調査ではUMINのシステムを使いWeb登録されます。 統括研究者 筑波大学 皮膚科 講師・藤澤康弘 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんのカルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱い、被験者の秘密保護に十分配慮します。また、患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。情報の提供は①全国定点調査では調査用紙に記入し、筑波大学に郵送します。②全国追跡調査ではUMINのシステムを用いて登録します。情報自体および情報に関するアクセスログはUMINのサーバー上にて保管されます。情報を提供する場合はこの被験者の個人情報とは無関係の番号を使用し、被験者の個人情報が院外に漏れないよう十分配慮します。また、研究の結果を公表する際は、被験者を特定できる情報を含まないようにします。(UMIN登録番号:UMIN000028985)  なお、この研究で得られた情報は研究責任者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 浅井 純)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。   ・情報の保存について  カルテから抽出した情報は原則としてこの研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学皮膚科学教室において研究責任者(講師・浅井 純)の下、5年間保存させていただいた後、研究用の番号等を削除し、廃棄します。  保存した試料・情報を用いて将来新たな研究を行う際の貴重な試料や情報として、前述の保管期間を超えて保管し、新たな研究を行う際の貴重な試料・情報として利用させていただきたいと思います。新たな研究を行う際にはあらためてその研究計画を医学倫理審査委員会で審査し承認を得ます。
研究組織
・京都府立医科大学における研究責任者 皮膚科 / 講師 / 浅井 純 ・共同研究機関 筑波大学 / 皮膚科 / 講師・藤澤康弘(統括研究者) 札幌医科大学 / 皮膚科 / 宇原 久 旭川医科大学 / 皮膚科 / 上原 治郎 北海道大学 / 形成外科 / 村尾 尚規 東北大学 / 皮膚科 / 藤村 卓 埼玉県立がんセンター / 皮膚科 / 石川 雅士 埼玉医科大学 / 皮膚科 / 土田 哲也 埼玉医科大学国際医療センター / 皮膚腫瘍科 / 山本 明史 東京大学 / 皮膚科 / 山田 大資 日本医科大学 / 皮膚科 / 帆足 俊彦 国立がんセンター中央病院 / 皮膚科 / 山崎 直也 信州大学 / 皮膚科 / 皆川 茜 新潟県立がんセンター / 皮膚科 / 竹之内 辰也 富山県立中央病院 / 皮膚科 / 八田 尚人 浜松医科大学 / 皮膚科 / 藤山 俊晴 県立静岡がんセンター / 皮膚科 / 清原 祥夫 岐阜大学 / 皮膚科 / 松山 かなこ 名古屋大学 / 皮膚科 / 横田 憲二 大阪市立大学 / 皮膚科 / 野間 直樹 神戸大学 / 皮膚科 / 藤原 進 産業医科大学 / 皮膚科 / 吉岡 学 九州大学 / 皮膚科 / 内 博史 福岡大学 / 皮膚科 / 柴山 慶継 熊本大学 / 皮膚科 / 尹 浩信 岡山大学 / 皮膚科 / 可持 達也 鹿児島大学 / 皮膚科 / 藤井 一恭
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2025年12月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 京都府立医科大学皮膚科学教室 職・氏名 講師・浅井 純     電話:075-251-5040 (皮膚科外来:受付時間9:00〜 17 :00)

皮膚有棘細胞癌の修正切除範囲と予後に関する後方視的観察研究

 京都府立医科大学皮膚科では、外科的切除をうけた皮膚有棘細胞癌の患者さんを対象に皮膚有棘細胞癌の修正切除範囲と予後に関する後方視的観察研究を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。
研究の目的
 有棘細胞癌は皮膚癌の一種で、日本人では高齢者の顔面に発症することが多いです。現在、本邦のガイドラインでは4-6mm以上離して切除されることが推奨されていますが、顔面では大きく離して切除することが難しいことも多いです。本研究では当院を含め10施設で、有棘細胞癌の切除範囲を狭くした場合の予後に関して検討し、今後切除範囲の縮小が可能か検討することを目的としています。情報は個人を特定できないようにしてから解析します。
研究の方法
・対象となる方について 2006年4月1日から2018年4月30日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で外科的切除を受けられた方 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2022年3月31日 ・方法 当院皮膚科において皮膚有棘細胞癌に対する外科的治療を受けられた方で、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。再発率や生存期間と取得した情報の関連性を分析し、皮膚有棘細胞癌における適切な切除範囲について調べます。 ・研究に用いる試料・情報について 情報:病歴、手術記録、血液検査結果、カルテ番号 等 ・外部への試料・情報の提供  本研究は、埼玉医科大学国際医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科をはじめとした多施設共同研究として行います。得られた情報は、埼玉医科大学国際医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科へ送付し更に詳しい解析を行う予定です。提供の際、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。 埼玉医科大学国際医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科 助教 馬場 夏希 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんのカルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究責任者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 浅井 純)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・試料・情報の保存および二次利用について  カルテから抽出した情報は原則としてこの研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学皮膚科において研究責任者(講師・浅井純)の下、10年間保存させていただいた後、研究用の番号等を削除し、廃棄します。  保存した試料・情報を用いて将来新たな研究を行う際の貴重な試料や情報として、前述の保管期間を超えて保管し、新たな研究を行う際の貴重な試料・情報として利用させていただきたいと思います。新たな研究を行う際にはあらためてその研究計画を医学倫理審査委員会で審査し承認を得ます。  
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 教授・加藤 則人 ・研究代表(統括)者 埼玉医科大学国際医療センター / 皮膚腫瘍科・皮膚科 / 助教・馬場夏希 ・共同研究機関 福井大学 / 皮膚科 / 長谷川 稔 群馬大学 / 皮膚科 / 石川 治 旭川医科大学 / 皮膚科 / 山本 明美 独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センター / 皮膚腫瘍科 / 松下 茂人 埼玉県立がんセンター / 皮膚科 / 大芦 孝平 名古屋市立大学 / 皮膚科 / 森田 明理 滋賀医科大学 / 皮膚科 / 田中 俊宏 福井県済生会病院 / 皮膚科 / 八代 浩
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2021年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 京都府立医科大学皮膚科 職・氏名 講師・浅井 純 電話:075-251-5040 (皮膚科外来)

進行期悪性黒色腫に対するBRAF阻害剤・MEK阻害剤併用療法の効果
についての後ろ向き観察研究

 京都府立医科大学皮膚科では、BRAF遺伝子変異を有する進行期悪性黒色腫で広く用いられているBRAF阻害剤・MEK阻害剤併用療法の臨床効果と有害事象の相関を評価・解析に関する研究(研究課題名:進行期悪性黒色腫に対するBRAF阻害剤・MEK阻害剤併用療法の効果についての後ろ向き観察研究)を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
 BRAF遺伝子変異は欧米人に多く,アジア人では比較的少ないためアジア人におけるBRAF阻害剤療法の効果についての知見は少ないのが現状です.そのため、効果と有害事象の相関を評価・解析することは治療後の予後予測や、次の治療の決定などにも影響を与える可能性がありますので詳しく知る必要があります。
研究の方法
・対象となる方について 2010年4月1日から2019年8月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科でBRAF遺伝子変異を有する進行期悪性黒色腫と診断され、BRAF阻害剤による治療を受けた方に対して、臨床効果と有害事象の解析を行い評価します。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2024年3月31日 ・方法 診療録から、情報を得て効果と副作用について評価します。従って、これから研究の情報を得るために新たに検査などの侵襲的な行為をお願いする、または行うことはありません。 ・研究に用いる試料・情報について 診療録から、情報を得て効果と副作用について評価します。従って、これから研究の情報を得るために新たに検査などの侵襲的な行為をお願いする、または行うことはありません。 ・研究に用いる試料・情報について 情報:診断名,病期,部位,年齢,治療,効果,転帰,有害事象 等 ・外部への試料・情報の提供  研究は、東京都立駒込病院皮膚科をはじめとした多施設共同研究として行います。得られた情報は、筑波大学皮膚科へ送付し更に詳しい解析を行う予定です。提供の際、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんのカルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究責任者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 浅井 純)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・試料・情報の保存および二次利用について  カルテから抽出した情報は原則としてこの研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学皮膚科において研究責任者(講師・浅井純)の下、10年間保存させていただいた後、研究用の番号等を削除し、廃棄します。  保存した試料・情報を用いて将来新たな研究を行う際の貴重な試料や情報として、前述の保管期間を超えて保管し、新たな研究を行う際の貴重な試料・情報として利用させていただきたいと思います。新たな研究を行う際にはあらためてその研究計画を医学倫理審査委員会で審査し承認を得ます。
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 講師・浅井 純 ・研究代表(統括)者 東京都立駒込病院 / 皮膚科 / 部長・吉野 公二 ・事務局 筑波大学 / 皮膚科 / 准教授・藤澤康弘 ・共同研究機関 1. 東北大学 皮膚科 藤村 卓 2. 自治医科大学 皮膚科 前川 武雄 3. 群馬大学 皮膚科 安田 正人 4. 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 山﨑 直也・並川 健二郎 5. 日本医科大学 皮膚科 帆足 俊彦 6. 名古屋市立大学 皮膚科 加藤 裕史 7. 京都大学 皮膚科 大塚 篤司 8. 岐阜大学 皮膚科 松山 かな子 9. 三重大学 皮膚科 中井 康雄 10. 和歌山県立医科大学 皮膚科 山本 有紀 11. 九州大学 皮膚科 伊東 孝通 12. 九州がんセンター 皮膚科 内 博史 13. 鹿児島医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科 松下 茂人 14. 岡山大学 皮膚科 加持 達弥 15. 久留米大学 皮膚科 猿田 寛
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2023年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 京都府立医科大学皮膚科 職・氏名 講師・浅井 純 電話:075-251-5040 (皮膚科外来)

進行期悪性黒色腫に対するニボルマブ・イピリムマブ併用療法の効果
についての後ろ向き観察研究

 京都府立医科大学皮膚科では、進行期悪性黒色腫で免疫チェックポイント阻害剤の併用療法を受けた患者さんを対象に、進行期悪性黒色腫に対するニボルマブ・イピリムマブ併用療法の効果についての後ろ向き観察研究を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。
研究の目的
 がんの免疫療法は従来の殺細胞性抗がん剤と異なり、自己の免疫を調節する薬剤であるため、自己免疫疾患のような不測の有害事象の出現や、出現時期の予測も困難です。一方で、白斑の出現のような有害事象の出現は予後良好を示す傾向があるとの報告もあり、有害事象の種類によっては薬剤の効果は何らかの相関があると考えられます。そのため、効果と有害事象の相関を評価・解析することは治療後の予後予測や、次の治療の決定などにも影響を与える可能性がありますので詳しく知る必要があります。あなたが受けている併用療法は効果も高い反面,有害事象も多く出る可能性がありますが,未だはっきりと判っていません.
研究の方法
・対象となる方について  2018年6月1日から2019年8月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で進行期悪性黒色腫に対して免疫チェックポイント阻害剤の併用療法を受けられた16歳以上の方。性別は問いません。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2022年12月31日 ・方法 当院皮膚科において進行期悪性黒色腫に対して免疫チェックポイント阻害剤の併用療法を受けられた方で、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。治療効果、副作用と取得した情報の関連性を分析します。 また、本研究では、施設による治療成績などの情報の偏りを最小限にする目的で複数の施設で共同して研究を行います。情報は、個人が特定されないように保護された形式で共有します。 ・研究に用いる情報について  情報:診断名,病期,部位,年齢,治療,効果,転帰,有害事象等 ・外部への試料・情報の提供  情報は筑波大学皮膚科に提供され、詳しい解析を行います。提供の際、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。  情報の提供先  筑波大学 / 皮膚科 / 准教授・藤澤康弘  ・個人情報の取り扱いについて  患者さんのカルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究責任者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 講師 浅井純)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・試料・情報の保存および二次利用について  カルテから抽出した情報は原則としてこの研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学皮膚科学教室において講師・浅井純の下、10年間保存させていただいた後、研究用の番号等を削除し、廃棄します。  本研究で得た情報を、将来、研究に用いる場合は改めて京都府立医科大学医学倫理審査委員会において承認を受けた後に使用します。
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 講師・浅井 純 ・研究分担者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 学内講師・小森 敏史 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 助教・大下 彰史 ・研究代表(統括)者 筑波大学 / 皮膚科 / 准教授・藤澤 康弘  ・共同研究機関 1. 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 山﨑 直也・並川 健二郎 2. 名古屋大学 皮膚科 秋山 真志・横田 憲二 3. 大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科 爲政 大幾 4. 福岡大学 皮膚科 今福 信一・柴山 慶継 5. 熊本大学 皮膚科 尹 浩信・福島 聡 6. 札幌大学皮膚科 宇原 久・加藤 潤史 7. 京都大学 皮膚科 准教授 大塚 篤司 8. 信州大学 皮膚科 木庭 幸子・伊藤 美栄 9. 静岡がんセンター 皮膚科 清原 祥夫・吉川 周佐 10. 東京大学 皮膚科 佐藤 伸一・山田 大資 11. 新潟県立がんセンター新潟病院 皮膚科 竹之内 辰也 12. 埼玉医科大学 皮膚科 土田 哲也・緒方 大 13. 富山県立中央病院 皮膚科 八田 尚人 14. 慶應義塾大学 皮膚科 舩越 建 15. 九州大学 皮膚科 古江 増隆・伊東 孝通 16. 鹿児島医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科 松下 茂人・青木 恵美 17. 埼玉医科大学国際医療センター 皮膚腫瘍科・皮膚科 山本 明史・寺本 由紀子 18. 旭川医科大学 皮膚科 山本 明美・土井 春樹 19. 北海道大学 形成外科 山本 有平・林 利彦 20. がん・感染症センター都立駒込病院 皮膚腫瘍科 吉野 公二・上原 治朗 21. 九州がんセンター 皮膚科 内 博史 22. がん研有明病院 皮膚科 堤田 新 23. 三重大学 皮膚科 中井 康雄 24. 日本医科大学 皮膚科 帆足 俊彦 25. 自治医科大学 皮膚科 前川 武雄 26. 北里大学 皮膚科 増澤 真実子 27. 和歌山県立医科大学 皮膚科 山本 有紀 28. 名古屋市立大学 皮膚科 加藤 裕史 29. 北海道大学 皮膚科 柳 輝希
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2021年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 京都府立医科大学皮膚科学教室 職・氏名 講師・浅井 純 電話:075−251−5586 対応可能時間:平日11時〜17時

悪性汗器官腫瘍に対する化学療法の有効性に関する後方視的検討

 京都府立医科大学皮膚科では、化学療法を行った進行期悪性汗器官腫瘍の患者さんを対象に進行期悪性汗器官腫瘍に対する化学療法の効果と予後に関する後方視的研究を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
 悪性汗器官腫瘍は皮膚がんの中でも稀な腫瘍であり、多くの場合は外科的切除により根治が可能ですが、リンパ節転移や遠隔転移をきたした場合、その希少性から有効性の高い薬剤の開発は進んでおらず、また、確立された治療方法もほとんどない状況です。  単一施設の解析では、患者さんの人数も少ないため、本研究では、群馬大学医学部附属病院皮膚科を中心として、全国30施設と共同で研究を行うことにより、悪性汗器官腫瘍に対して、化学療法を受けた方に対して、臨床効果と有害事象の解析を行い評価します。
研究の方法
・対象となる方について 京都府立医科大学附属病院皮膚科において2010年1月1日から2020年12月31日までに悪性汗器官腫瘍の診断で化学療法を受けられた方を対象に致します。 対象となることを希望されない方、もしくはその代理の方は、相談窓口(連絡先)へご連絡ください。希望されなかった方の情報は、研究には使用しません。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2025年3月31日 ・方法 当院皮膚科において進行期皮膚有棘細胞癌に対する化学療法を受けられた方で、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。化学療法のレジメンと取得した情報の関連性を分析し、化学療法の効果について調べます。 ・研究に用いる情報について 情報:年齢、性別、原発巣部位、原発巣サイズ、病歴に関する情報(前治療歴、後治療歴)、臨床病期、転移部位、血液所見(治療前血清LDH値, CEA)、病理学的所見(病型)、治療(投与薬剤、期間、中断、放射線療法)、治療反応性・予後、副作用 等 ・外部への試料・情報の提供  本研究は、群馬大学医学部皮膚科をはじめとした多施設共同研究として行います。得られた情報は、群馬大学医学部皮膚科へ送付し更に詳しい解析を行う予定です。提供の際、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し、提供させていただきます。 群馬大学医学部皮膚科 講師 安田 正人 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんのカルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究責任者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 加藤則人)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・試料・情報の保存および二次利用について  カルテから抽出した情報は原則としてこの研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学皮膚科において研究責任者(教授・加藤則人)の下、10年間保存させていただいた後、研究用の番号等を削除し、廃棄します。  保存した試料・情報を用いて将来新たな研究を行う際の貴重な試料や情報として、前述の保管期間を超えて保管し、新たな研究を行う際の貴重な試料・情報として利用させていただきたいと思います。新たな研究を行う際にはあらためてその研究計画を医学倫理審査委員会で審査し承認を得ます。
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 教授・加藤 則人 ・研究代表(統括)者 群馬大学医学部 / 皮膚科 / 講師・安田 正人 ・所属機関名 / 氏名 群馬大学医学部附属病院皮膚科 / 安田 正人 群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学 / 茂木 精一郎 群馬大学医学部附属病院 / 齋藤 晋太郎 群馬大学医学部附属病院 / 井上 裕太 国立がんセンター中央病院 皮膚腫瘍科 / 緒方 大 新潟県立がんセンター新潟病院 皮膚科 / 竹之内 辰也 都立駒込病院 皮膚腫瘍科 / 吉野 公二 大阪国際がんセンター 腫瘍皮膚科 / 爲政 大幾 埼玉医科大学国際医療センター 腫瘍皮膚科 / 中村 泰大 筑波大学 皮膚科 / 藤澤 康弘 静岡県立がんセンター 皮膚科 / 吉川 周佐 岩手医科大学 皮膚科 / 大西 正純 福井大学 皮膚科 / 飯野 志郎 京都大学 皮膚科 / 入江 浩之 兵庫県立がんセンター 皮膚科 / 高井 利浩 札幌医科大学 皮膚科 / 加藤 潤史 佐賀大学 皮膚科 / 永瀬 浩太郎 自治医科大学 皮膚科 / 前川 武雄 信州大学 皮膚科 / 木庭 幸子 熊本大学 皮膚科 / 福島 聡 名古屋市立大学 皮膚科 / 中村 元樹 京都府立医科大学 皮膚科 / 加藤 則人 三重大学 皮膚科 / 中井 康夫 琉球大学 皮膚科 / 大嶺 卓也 埼玉県立がんセンター 皮膚科 / 石川 雅士 長崎大学 皮膚科 / 鍬塚 大 産業医科大学 皮膚科 / 岡田 悦子 滋賀医科大学 皮膚科 / 加藤 威 久留米大学 皮膚科 / 武藤 一考 山形大学 皮膚科 / 林 昌浩 和歌山医科大学 皮膚科 / 稲葉 豊 川崎医科大学 皮膚科 / 田中 了 慶応義塾大学 皮膚科 / 舩越 健 千葉大学 皮膚科 / 山本 洋輔
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2025年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 京都府立医科大学皮膚科 職・氏名 講師・浅井 純 電話:075-251-5040 (皮膚科外来)

特発性後天性全身性無汗症における患者背景、臨床検査所見、治療効果、
予後についての臨床研究

 今回、京都府立医科大学皮膚科では、特発性後天性全身性無汗症の患者さんを対象に背景、臨床検査所見、治療効果、予後についての臨床研究を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
 特発性後天性全身性無汗症(AIGA:acquired idiopathic generalized anhidrosis)は「後天的に明確な原因なく発汗量が低下し,発汗異常以外の自律神経異常および神経学的異常を伴わない疾患」と定義されています。乏汗のため、高温の環境下において体温調節ができず、熱中症を容易に発症し発熱、脱力感、疲労感、めまい、動悸さらには意識障害など重篤な症状が出現し、夏の暑い日には外出できなくなるなど、生活の質が著しく損なわれる疾患です。  また報告例は少なく、稀な疾患と推測されます。しかし、暑熱の暴露や激しい運動をしなければ発病に気が付かず、コリン性蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの診断を受けている症例もあると考えられ、AIGA と診断される症例は全体のごく一部であり、より多くの患者さんがおられる可能性があります。  そのためにも症例を集積し臨床所見の特徴や傾向など、治療における効果などを分析することは重要であると考えます。
研究の方法
・対象となる方について  2015年4月1日~2022年3月31日に京都府立医科大学附属病院皮膚科を受診した患者様の中で、男女の性別を問わず、16歳以上の方を対象とし、臨床・病理組織所見・発汗テスト・血液検査などから特発性後天性全身性無汗症と診断をされている方を対象としています。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2022年3月31日 ・方法 AIGAの診断、治療目的に行った検査、臨床経過など診療録を使用します。 したがって、本研究に参加することによって検査をしなおす必要はありません。 ・個人情報の取り扱いについて 情報はすべて名前などの個人情報を削除し、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。     ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、令和2年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。 この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。 ・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科 教授・加藤 則人 電話:075-251-5586

炎症性皮膚科疾患・炎症性耳鼻科疾患の発生・病態に関わる鼻汁・唾液の解析

 今回、京都府立医科大学皮膚科では、炎症性皮膚疾患、炎症性耳鼻科疾患の患者さんを対象に鼻汁・唾液の解析に関する臨床研究を実施しております。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
 炎症性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、薬疹、蕁麻疹など)では皮膚組織に好酸球が増えることが知られています。炎症性耳鼻科疾患(好酸球性中耳炎,アレルギー皮膚炎、好酸球性副鼻腔炎、好酸球増多症,線維素性唾液管炎など)においては耳下腺・唾液腺や鼻汁・唾液に好酸球が増えることが知られています。  しかし何故、皮膚組織や耳下腺・唾液腺に好酸球が多く出るのかについてはまだ病態が良く分かっていません。  今回皮膚科学教室では炎症性の皮膚科疾患や耳鼻科疾患の病気の原因などに唾液や鼻汁がどのように関わっているのかを解明することを目的として、この研究を計画しました。この研究を行うことにより今後病気の診断として簡便に採取できる鼻汁や唾液を使用して診断に繋がる可能性、また病態に関わる分子などが解明される可能性があります。
研究の方法
・対象となる方について  2000年1月1日から2019年12月31日までの間に、炎症性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、薬疹、蕁麻疹など)炎症性耳鼻科疾患(好酸球性中耳炎,アレルギー皮膚炎、好酸球性副鼻腔炎、好酸球増多症,線維素性唾液管炎など)の診療を受けられた患者様が対象となります。  皮膚腫瘍および耳鼻科疾患の腫瘍の生検・手術の際に得られる病理組織検体の中に一部含まれる正常組織を対照組織として用いるため、皮膚腫瘍の診療を受けられた患者様も対象となります。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2024年3月31日 ・方法 病理医による病理診断がすでに終了した病理検体を使用します。したがって、本研究に参加することによって新しく生検をしなおす必要はありません。 病理組織切片は共同研究機関である国立国際医療センター、広島大学皮膚科、佐賀大学医学部分子生命科学、秋田大学大学院医学系研究科総合診療・検査診断学講座にて共同で解析するため、あなたの検体を送付する場合があります。その際、あなたの検査データはお名前・個人情報などの情報がわからないような形にして送付します。 ・個人情報の取り扱いについて 情報はすべて名前などの個人情報を削除し、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 教授・加藤 則人 ・研究代表者 京都府立医科大学 / 皮膚科学教室 / 専攻医・丸山 彩乃 ・共同研究機関 国立国際医療センター / 准教授 / 進藤英雄、研究員・橋立智美       広島大学皮膚科 / 教授・秀道広  佐賀大学医学部分子生命科学 / 教授・出原賢治 、准教授・布村聡 秋田大学大学院医学系研究科総合診療・検査診断学講座 / 准教授・植木重治 ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、令和3年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。 この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。 ・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科 教授・加藤 則人 電話:075-251-5586

京都府下における新型コロナワクチン接種に伴う
皮膚症状を中心とする副反応疫学調査

 京都府立医科大学では、新型コロナウイルスワクチンを接種される方を対象に、問診調査票を用いて、皮膚症状を中心にどのような副反応があるのか疫学調査を行っています。
 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
 新型コロナウイルス感染症が世界中に蔓延している昨今の状況において、感染予防の観点から、各地域や各施設においてワクチン接種が開始されます。  一方で、拙速に始まったワクチン接種であるがゆえに、接種に伴う皮膚症状・全身症状などの反応については一部に頭痛、倦怠感、皮膚反応が見られるなどすでに開始されている欧米からの報告はありますが、まだ不明瞭な点も多くあります。  今回の疫学調査の結果を使って、実際にワクチン後にどのような皮膚症状・全身症状の反応があり、またその時期や頻度が明らかとなることで、今後日本国内でワクチン接種の機会が急速に広がる中で、ワクチン接種後の反応の正しい情報をお知らせし、ワクチン接種を安心して受けていただく一助とすることを目的としています。  そのために、京都府立医科大学では、今回のワクチン接種前後に、問診調査票に記載いただき、その結果に統計的解析を加え疫学研究を実施します。  つきましては、本研究にご協力いただけます方に対して、接種前後に記入いただいた問診調査票を本研究で統計解析に用いることに同意をお願いいたします。
研究の方法
・対象となる方について 研究承認日から2023年3月31日までの間に、新型コロナウイルスワクチン接種に参加をされる方を対象としています。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2026年3月31日 ・方法 新型コロナウイルスワクチン接種に参加いただきました方々に接種前後に複数回、経時的に問診調査票に記載をしていただきます。 ・研究に用いる情報について 情報:問診調査票 (年齢、性別、職種、勤務部署別、コロナウイルス感染患者への接触歴、コロナウイルス感染既往歴、ワクチンの種類、ワクチン接種の履歴、ワクチン接種後の副作用[発熱、倦怠感、皮膚発疹、発赤、潰瘍、疼痛、掻痒、下痢、めまい、頭痛、失神、ショック、その他])  もし、ワクチンによる副作用、副反応で治療介入が必要な場合には、通常の診療(保健診療、あるいは保険外診療)を受けて頂きます。その際に通常の保険診療の一環として、アレルギー反応等の血液検査に用いた残余血清等の検体を精査検討等のために保管させて頂き、本研究で得られた副反応情報との関連性を検討させて頂くこともあります。 ・個人情報の取り扱いについて  問診調査票をこの研究に使用する際は、氏名などの個人を直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。個人と研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究情報管理責任者(京都府立医科大学感染制御・検査医学 講師 稲葉 亨)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・試料・情報の保存および二次利用について  問診調査票の情報については、この研究のために使用し結果を発表したあとは、京都府立医科大学感染制御・検査医学 講師 稲葉 亨のもと10年間保存させていただいた後、研究用の番号等を削除し、廃棄します。  保存した情報を用いて将来新たな研究を行う際の貴重な情報として、前述の保管期間を超えて保管し、新たな研究を行う際の貴重な情報として利用させていただきたいと思います。新たな研究を行う際にはあらためてその研究計画を医学倫理審査委員会で審査し承認を得ます。  
研究組織
・研究責任者 京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学 / 教授・加藤 則人 ・研究分担者 京都府立医科大学附属病院副院長・医療安全管理部部長 / 麻酔科学教室 / 教授・佐和 貞治 京都府立医科大学感染制御・検査医学 / 講師・稲葉 亨 京都府立医科大学医学・医療情報管理学講座 / 特任教授・猪飼 宏 京都府立医科大学生物統計学教室 / 教授・手良向 聡 京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学 / 准教授・益田 浩司 京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学 / 講師・峠岡 理沙 京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学 / 助教・丸山 彩乃 京都府立医科大学麻酔科学教室 / 大学院生・須藤 和樹 京都府立医科大学附属病院臨床検査部 / 技師・奥村 敬太 京都府立医科大学附属北部医療センター / 副院長・落合登志哉 ・個人情報管理者 京都府立医科大学医学・医療情報管理学講座 / 特任教授 / 猪飼 宏
お問い合わせ先
 ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2025年6月30日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。 この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。 ・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科学教室 助教・丸山 彩乃 電話:075-251-5586

スティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの
炎症性皮膚疾患における合併症の検討に関する調査へのご協力のお願い

 京都府立医科大学附属病院でスティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの炎症性皮膚疾患における全身的な合併症の治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ  今回、京都府立医科大学は、スティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの炎症性皮膚疾患における全身的な合併症の検討に関する研究を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院でスティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの炎症性皮膚疾患における合併症の診療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。  
研究の目的
 本研究の目的は、スティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの炎症性皮膚疾患における眼合併症を生じた患者様の背景、頻度、誘因、危険因子、増悪因子、症状、経過、予後などを、過去の診療録をもとに検討します。スティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの炎症性皮膚疾患における合併症は、瞼球癒着、ドライアイ、白内障、網膜剥離、ぶどう膜炎など眼症状のほか、呼吸不全など多岐に及び、重症の場合は失明に至る視力障害などを引き起こすこともあり、患者様のQuality of Life(生活の質)に多大な影響を及ぼすため、早期発見、治療が必要です。しかし、皮膚疾患に対する治療のみを行い、眼科医や内科医の診断を受けていない患者様も多く、その背景や頻度、誘因、危険因子、増悪因子、症状、経過、予後などはまだ十分に明らかになっていません。そこで、これらを分析することにより、診断や発症予防、治療への応用が期待でき、医療や医学を進歩させるためにかけがえのない貴重なものとなります。
研究の方法
・対象となる方について  1990年1月1日から2021年12月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で、スティーブンス・ジョンソン症候群、アトピー性皮膚炎、乾癬などの炎症性皮膚疾患における合併症の診療を受けられた患者様が対象となります。 ・方法について  過去の診療録を分析し、病歴、治療歴、副作用等の発生状況、カルテ番号等を調べます。したがって、本研究に参加することによって、新たな検査などを行う必要はありません。 ・資料の管理について  情報はすべて名前などの個人情報を削除し、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。 ・研究内容の開示について  研究計画書や、研究に関する資料は、ほかの患者様の個人情報保護に抵触しない限り閲覧が可能です。  ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2022年12月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科 講師・峠岡 理沙(研究責任者) 電話:075-251-5586

食物、薬剤、ラテックスなどによる即時型・遅延型アレルギーの検討
に関する調査へのご協力のお願い

 京都府立医科大学附属病院でアレルギー検査を受けられた患者様・ご家族の皆様へ  今回、京都府立医科大学は、食物、薬剤、ラテックスなどによる即時型・遅延型アレルギーの検討に関する研究を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院で食物、薬剤、ラテックスなどによる即時型・遅延型アレルギーに対する診療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。  
研究の目的
 本研究の目的は、食物、薬剤、ラテックスなどによる即時型・遅延型アレルギーを生じた患者様の背景、頻度、誘因、危険因子、憎悪因子、症状、経過などを、過去の診療録をもとに検討します。近年、食物、薬剤、ラテックスなどによる即時型・遅延型アレルギーは増加しており、患者様の日常生活に多大な影響を及ぼしています。しかし、その背景や頻度、誘因、危険因子、憎悪因子、臨床経過などはまだ十分に明らかになっていません。そこで、これらを分析することにより、診断や発症予防、治療への応用が期待でき、医療や医学を進歩させるためにかけがえのない貴重なものとなります。
研究の方法
・対象となる患者様について  1990年1月1日から2021年12月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科で、食物、薬剤、ラテックスなどによる即時型・遅延型アレルギーの診療を受けられた患者様が対象となります。 ・方法について  過去の診療録(病歴、治療歴、副作用等の発生状況、カルテ番号等)を分析します。したがって、本研究に参加することによって、新たな検査などを行う必要はありません。 ・資料の管理について  情報はすべて名前などの個人情報を削除し、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。 ・研究内容の開示について  研究計画書や、研究に関する資料は、ほかの患者様の個人情報保護に抵触しない限り閲覧が可能です。  情報が当該研究に用いられることについて、患者様もしくは患者様の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2022年12月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者様に不利益が生じることはありません。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科 講師・峠岡 理沙 電話:075-251-5586

アトピー性皮膚炎の患者様において、アトピー性皮膚炎の重症度別
のステロイド外用量及び眼合併症について調査へのご協力のお願い 

今回、京都府立医科大学は、アトピー性皮膚炎の患者様において、アトピー性皮膚炎の重症度別のステロイド外用量及び眼合併症に関する研究を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院でアトピー性皮膚炎に対する診療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
アトピー性皮膚炎の治療は、通常ステロイド剤などの外用治療を行います。重症度別のステロイド外用量を調べることで、外用指導を行う際に参考にさせていただきます。アトピー性皮膚炎の重症度別にステロイド外用量、眼合併症の罹患率、重症度マーカーなど患者さんのプロファイルを検討します。
研究の方法
・対象となる患者様について 2008年1月1日から2014年12月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科でアトピー性皮膚炎の診療を受けられた、かつ先行研究「アトピー性皮膚炎患者でのステロイド剤による治療に伴って生じた眼合併症についての検討」に参加された患者様が対象となります。 ・研究期間:医学倫理審査委員会承認後から~2026年 12月 31日 ・方法について 当院皮膚科においてアトピー性皮膚炎の治療を受けられた方で、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。  患者基本情報(年齢、性別、重症度、皮膚科通院期間、家族歴、既往歴、外用量)  血液検査(IgE、TARC、Eo、LDH)  顔面および全身に対して処方されているステロイド外用薬の量  眼合併症(白内障、緑内障など)発症の有無とその罹患率等。 また、先行研究で取得した情報も使用いたします。 ・個人情報の取り扱いについて 患者の診療情報は、分析する前に診療録から、住所、氏名、生年月日などの個人情報を特定できる情報を削除し、代わりに新しく符号を付けられています。患者とこの符号を結びつける対応表は、他の人に漏れないように取扱いを慎重に行い、鍵のかかる保管庫で管理されています。また、研究の結果を公表する際は、被験者を特定できる情報を含まないようにいたします。研究の目的以外に、研究で得られた診療情報を使用しません。 ・試料・情報の保存および二次利用について データ保管用PCに保存されている臨床情報、画像データは既に匿名化された状態で管理されるため、廃棄はしません。研究終了後も医療情報、臨床画像は対応表も含めて京都府立医科大学医学研究科皮膚科学教室内で研究責任者加藤則人の下、入退室管理がされた施錠可能な場所において適切に保存します。 情報の提供に関する記録書といった付随的な情報に関しては、研究終了報告日から5年 又は研究結果の最終公表日から3年又は論文等の発表から10年のいずれか遅い日まで保 管し、適切に廃棄します。解析のために収集された匿名化データは二次研究(メタアナ リシスなど)に利用する可能性があるため、上記の保管期間を超えて適切に保管します。 将来、研究に用いる場合は改めて京都府立医科大学医学倫理審査委員会において承認を 受けた後に使用します。 ・研究組織  【研究責任者】   京都府立医科大学 皮膚科学教室 加藤 則人  【研究代表(統括)者】   京都府立医科大学 皮膚科学教室 峠岡 理沙   京都府立医科大学 医学・医療情報管理学(疾患別レジストリ担当)講座 猪飼宏
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、2023年3月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 ・連絡先 京都府立医科大学皮膚科 講師 峠岡理沙(みねおかりさ) 電話:075-251-5586

アトピー性皮膚炎患者における角層内の炎症性サイトカインの発現に関する
研究に関する調査へのご協力のお願い

京都府立医科大学附属病院でアトピー性皮膚炎に対する治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ  今回、京都府立医科大学は、アトピー性皮膚炎患者における角層内の炎症性サイトカインの発現に関する研究に関する研究を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院でアトピー性皮膚炎に対する診療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。  
研究の目的
 アトピー性皮膚炎は慢性の炎症性皮膚疾患ですが、その病態として皮膚のバリア機能の異常や、アレルギー体質、免疫細胞のアンバランスに基づくサイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報を伝達するもの)の異常などが考えられています。近年では、新たにIL-18, TARC, TSLP, IL-33, IL-25などといったサイトカインやケモカイン、皮膚に発現する免疫関連のタンパク質、自然免疫に関する受容体が皮膚病変部に認められ、病態に関与していると考えられています。  そこでアトピー性皮膚炎患者の皮膚にテープを貼付し剥離することで角層を非侵襲的に採取するテープストリッピング法を用いて得られた角層を用いて、IL-18, TARC, TSLP, IL-33, IL-25などのサイトカインやケモカイン、TLR3などの受容体を抗体で染色し、またELISA法、定量PCR法などを行い測定して、アトピー性皮膚炎の重症度や活動性との関連について検討します。これらを検討することにより、アトピー性皮膚炎の診断・治療への応用が期待でき、医療や医学を進歩させるためにかけがえのない貴重なものとなります。
研究の方法
・対象となる患者様について  2011年1月1日から2021年12月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科でアトピー性皮膚炎の診療を受けられた患者様が対象となります。 ・方法について  過去に採取した角層を使用します。したがって、本研究に参加することによって新しく検体を採取しなおす必要はありません。 ・個人情報の取り扱いについて  情報はすべて名前などの個人情報を削除し、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。一部の検査を常盤薬品工業株式会社(責任者:松中浩)に委託する際の試料の受け渡しにおいては,診療情報などとは異なる符号をつけ、個人が特定されないようにします。  ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2023年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。代理人の求めによっても情報の利用を停止できます。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  ご希望があれば、個人情報の保護及び本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧することができます。その場合は、下記連絡先までご連絡をお願いします。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科 講師・峠岡 理沙 電話:075-251-5586

炎症性皮膚疾患における自然免疫関連の分子の発現の検討
に関する調査へのご協力のお願い

京都府立医科大学附属病院で皮膚腫瘍に対する治療を受けられた患者様・ご家族の皆様へ  今回、京都府立医科大学は、炎症性皮膚疾患における自然免疫関連の分子の発現の検討に関する研究を実施いたします。そのため、過去に京都府立医科大学附属病院でアトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、薬疹、乾癬、アナフィラキシー・蕁麻疹などの炎症性皮膚疾患および合併した唾液管炎などの耳鼻科疾患に対する診療を受けられた患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。  
研究の目的
 本研究の目的は、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、薬疹、乾癬、アナフィラキシー・蕁麻疹などの炎症性皮膚疾患および合併した唾液管炎などの耳鼻科疾患の病態における自然免疫の関与を明らかにするために、診断のために採取した組織検体を用いて、炎症性皮膚疾患の患者様の皮膚組織での自然免疫に関与する分子の発現を検討します。自然免疫はウィルスや細菌感染において主に働く免疫反応ですが、近年アレルギー疾患にも関与していることが明らかにされてきています。アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、薬疹、乾癬、アナフィラキシー・蕁麻疹などの炎症性皮膚疾患および合併した唾液管炎などの耳鼻科疾患の病態に自然免疫の関与が確認されれば、これら疾患の診断・治療への応用が期待でき、医療や医学を進歩させるためにかけがえのない貴重なものとなります。
研究の方法
・対象となる患者様について  1990年1月1日から2019年12月31日までの間に、京都府立医科大学皮膚科でアトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、薬疹、乾癬、アナフィラキシー・蕁麻疹などの炎症性皮膚疾患および合併した唾液管炎などの耳鼻科疾患の診療を受けられた患者様が対象となります。また、皮膚腫瘍および耳鼻科疾患の腫瘍の生検・手術の際に得られる病理組織検体の中に一部含まれる正常組織を対照組織として用いるため、皮膚腫瘍の診療を受けられた患者様も対象となります。 ・方法について  病理医による病理診断がすでに終了した病理検体を使用します。したがって、本研究に参加することによって新しく生検をしなおす必要はありません。 ・資料の管理について  情報はすべて名前などの個人情報を削除し、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。  ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2021年3月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。  本研究は、京都府立医科大学医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
・連絡先 京都府立医科大学 皮膚科 講師・峠岡 理沙 電話:075-251-5586

アトピー性皮膚炎患者を対象としたデュピルマブの有用性の検討

 京都府立医科大学皮膚科では、アトピー性皮膚炎の患者さんを対象にデュピルマブの有用性に関する臨床研究を実施しております。 実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  実施にあたり京都府立医科大学医学倫理審査委員会の審査を受け、研究機関の長より適切な研究であると承認されています。  
研究の目的
 アトピー性皮膚炎は増悪・寛解を繰り返す、慢性の湿疹と掻痒を主訴とする皮膚疾患です。小児では有病率が10%を超える頻度の高い疾患で、患者数は年々増加傾向にあります。治療の中心はステロイド軟膏とタクロリムス軟膏、保湿剤による外用療法ですが、外用療法のみではコントロール困難で生活の質の低下や社会生活の支障を来している患者さんも少なくありません。抗IL-4受容体α抗体製剤デュピルマブは、既存治療で効果不十分な難治性アトピー性皮膚炎に対して適応があり、成人に初回600mg、その後は1回300mgを2週間毎に皮下注射する薬剤です。本院においても2018年4月より使用可能となっています。そこで我々は本院でデュピルマブを投与した患者さんを対象とし、その治療効果を観察するとともに病歴や臨床検査と治療効果との関連性につき検討を行うことを目標とします。
研究の方法
・対象となる患者様について  2018年4月1日から2025年3月31日までの間に、京都府立医科大学附属病院皮膚科および京都市立病院皮膚科にアトピー性皮膚炎で通院されている15歳以上の患者さんで、治療薬としてデュピルマブを使用した患者さんを対象としています。 ・研究期間: 医学倫理審査委員会承認後から2025年3月31日 ・方法について  当院皮膚科においてデュピルマブの治療を受けられた方で、診療録(カルテ)より以下の情報を取得します。デュピルマブの有用性について調べます。 ・研究に用いる試料・情報について  カルテより年齢、性別、皮疹スコア、罹病期間、皮膚テスト、血液生化学検査結果の情報を取得し使用します。 ・個人情報の取り扱いについて  患者さんの血液や病理組織、測定結果、カルテ情報をこの研究に使用する際は、氏名、生年月日などの患者さんを直ちに特定できる情報は削除し研究用の番号を付けて取り扱います。患者さんと研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、インターネットに接続できないパソコンに保存します。このパソコンが設置されている部屋は、入室が管理されており、第三者が立ち入ることができません。  また、この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、患者さんが特定できる情報を使用することはありません。  なお、この研究で得られた情報は研究担当者(京都府立医科大学 皮膚科学教室 峠岡 理沙)の責任の下、厳重な管理を行い、患者さんの情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 ・研究組織  【研究責任者】   京都府立医科大学皮膚科学教室 / 講師・峠岡 理沙  【研究担当者】   都府立医科大学皮膚科学教室 / 准教授・益田 浩司   京都府立医科大学皮膚科学教室 / 大学院生・中西 麻理  【共同研究機関】   京都市立病院皮膚科 / 医長・奥沢 康太郎
お問い合わせ先
 患者さんのご希望があれば参加してくださった方々の個人情報の保護や、研究の独創性の確保に支障が生じない範囲内で、研究計画及び実施方法についての資料を入手又は閲覧することができますので、希望される場合はお申し出下さい。  また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので2025年12月31日までに下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。 ・連絡先 京都府立医科大学皮膚科 職・氏名 講師・峠岡 理沙 電話:075-251-5586 受付時間:平日 午前10時から午後4時まで

皮膚科学教室