本研修プログラムでは、専攻医のニーズや希望に合わせて以下のa ~hの研修コースにより皮膚科専門医を育成します。(ただし、研修施設側の事情により希望するコースでの研修が出来ないこともあり得ます。また、記載されている異動時期についても研修施設側の事情により一部変更となる可能性があります。)
- a 研修基幹施設を中心に研修する基本的なコース
最終年次に大学で後輩の指導を行うことにより自らの不足している部分を発見し補う。
連携施設は原則として2年ごとで異動するが、諸事情により1年程度での変更もあり得る。
- b 直ちに皮膚科専門医として活躍できるように連携施設にて臨床医としての研修に重点をおいたコース
- c 研修連携施設から研修を開始するコース
- d 研修2年目に大学形成外科に3ヶ月研修し、皮膚外科医を目指すコース
- e 研修2年目から2年間研修連携施設で研修し、地域医療の経験を積み、4年目から基幹施設で研修するコース
- f 研修後半に、博士号取得のための研究を開始するプログラム
博士号取得の基本的コース
- g 研修後半に、博士号取得のための研究を開始するプログラム
博士号取得の基本的コース
- h 連携施設および準連携施設で重点的に研修し、地域医療の最前線で診療能力を研修するコース
加藤教授を始めとした講師陣が専攻医向けに年間を通して定期的な教育セミナーを行っています。
■ 2016年度診療実績
入院実績 |
病床数 |
20床 |
年間新規入院患者数 |
539 例 |
外来実績 |
外来延べ患者数 |
29,766 例/年(約122例/日) |
患者紹介率 |
75.4% |
入院患者疾患内訳(症例の重複あり) |
外科系 |
内科系 |
悪性黒色腫 |
85例 |
アレルギー・薬疹 |
38例 |
乳房外パジェット病 |
44例 |
水疱症 |
12例 |
有棘細胞癌(Bowen病、付属器癌含む) |
103例 |
アトピー性皮膚炎 |
11例 |
基底細胞癌 |
59例 |
膠原病・血管炎 |
5例 |
悪性軟部腫瘍 |
22例 |
リンパ腫 |
10例 |
良性腫瘍 |
38例 |
円形脱毛症 |
9例 |
細菌感染症 |
26例 |
光線過敏症 |
4例 |
熱傷・潰瘍 |
40例 |
乏汗症 |
4例 |
手術実績(手術件数)※外来処置室での小手術は除く |
総手術件数:330件 |
中央手術部手術件数 |
111件 |
所麻酔センター手術件数 |
219件 |
外来検査実績 |
アレルギー検査症例数:243例 |
プリックテスト |
115例 |
パッチテスト |
128件 |
関連病院(日本皮膚科学会認定教育施設)で、認定指導医のもとに実地医療を研修します。
大学院の進学や留学については個人の希望を尊重します。
5年目での日本皮膚科学会認定専門医の取得を目指します。
専門医取得後はアレルギー専門医、皮膚悪性腫瘍指導専門医、レーザー専門医などの取得や皮膚外科、皮膚腫瘍学、皮膚免疫学、皮膚病理学、美容皮膚科などの専門性を徐々に習得します。
その後は研究者や大学教員、関連病院職員など希望に応じた進路に進むことができます。
■日本皮膚科学会認定専門医の取得には以下の条件が必要です。
- 5年以上継続して日本皮膚科学会会員であること。
- 学会認定施設で5年以上皮膚科の臨床研修を行うこと。
- 学会発表、論文発表、講習会受講など決められた単位の取得をすること。
>> 新専門医制度の詳細についてはこちらをご参考ください