医局関係者専用
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皮膚科医になって3年目の春に大学院に入学し、皮膚腫瘍の新規治療法に関する研究をしています。 学生時代には「尋常性」の文字を見たところで皮膚科の勉強が止まってしまい、研修医になった頃は悪性腫瘍の治療をしたいと思っていました。そんな中、薬疹はたまた中毒疹?といった、研修医的には「全身に発赤」とのカルテ記載に終始してしまうような皮疹に対する皮膚科のアプローチに感銘を受け、皮膚科医への道を決めました。 研究生活は、1日中実験室にこもることもあり、自由な時間もあり、厳しいディスカッションもあり・・・スタッフや先輩大学院生からの指導と励ましを受けながら、日々新しいことを学んでいます。共同研究で他大学に行く機会もあり、若い学部学生や留学生たちと話すことができるので刺激的です。楽しくも厳しい研究生活、息抜きは患者さんと世間話をする時間と子供と遊ぶ時間、といったところでしょうか。 これまで出産・育児のため2度休みましたが、自分の希望で産後5ヶ月、3ヶ月で職場復帰し、できる範囲での勉強をしています。育児をしながら仕事をしている女性や育メンがたくさんいるので、困ったときには助け合い、子育てに関する相談も医局で済んでしまいます。 医局はとても明るくて良い環境です。朝医局に着いたらとりあえずコーヒー、なんてことも。一緒に研究する仲間がさらに増えると嬉しいです。
学生の時は、漠然と内科を希望していました。しかし臨床研修を通して、手術でしか治らない病気があることを知り、そして病気を治したい!と心から思えたのが皮膚科でした。 また皮膚科には、皮疹学や診断学としての内科的な側面と、手術などの外科的な側面の両方があることも魅力的でした。 出身地が京都なので、医局も京都でと考えていたのですが、もともと府立医大の出身ではなく、また研修も他病院でしたので、地元とはいえここの医局に入局することには非常に抵抗がありました。 しかし府立医大の関連病院を見学させて頂いた際に、医局についてお話を伺う機会があり、全く関係のない病院出身でも大丈夫だというお話を聞き、府立医大の医局を見学させていただくことになりました。 まず最初に見学に来た時には、医局の部屋自体がとても綺麗で過ごしやすそうなことに驚きました。また文献などの資料もすぐ手の届くところにあり、定期的に上級医の先生による講習や、若手医師による勉強会なども行われており、皮膚科医として勉強できる環境が整っていることにとても魅力を感じました。 女性医師に関しても働き方が多様にあり、それぞれのライフスタイルに合わせた方法で先生方が働いておられるのが印象的でした。 そのため府立医大皮膚科に入局を決めるのに時間はかかりませんでした。 一番心配していた他大学出身であるという点についてですが、全くの杞憂でした。他大学や他病院出身の先生も沢山おられますし、様々な先生方から丁寧にご指導いただき、時には怒られ、時には同僚や上の先生方と談笑し、また時には愚痴を言い合いながらも非常に楽しく充実した生活を送っています。 まだまだスタートラインに立ったばかりですが、医師として、皮膚科医として、精進していきたいと思っています。